2015年4月4日土曜日

イチゴの刺繍(1)

先日、妹が遊びに来た。おみやげにもって来てくれたのが、2箱のいちご。
いつもこの季節に、イチゴ農家さんから直売のイチゴを買ってきてくれる。
完全に熟した朝どりのイチゴなので、中まで真っ赤に熟していて、ジューシーなのです。
でも、2箱って、多くて、腐らないうちに食べきれるかしら?
と、心配もなんのその・・・3日で食べちゃいました。

妹よ、今年もおいしいイチゴを、ありがとう。

そして、イチゴのNeedle-paintingを、したくて、3日目のイチゴの写真を撮りました。

出来るだけ、実際のイチゴの色に近い色になるように、いろいろの向きで写真を撮ってみました。

そして、改めて、イチゴってかなり濃い赤なのだと、気づきました。

う~ん、濃いっていうか、黒の混じった透明感のある、赤。

ピンクではなく、オレンジが混じっている色調の赤。

この写真撮影の直後、イチゴのモデルさんたちは、私の口の中へ、消えました。




イチゴのニードルペインティング用の、デザインを描こうと思いましたが、イチゴの果実だけでは、面白くないので、葉っぱと、花も加えようと考えました。

イチゴの葉っぱとは、どんなものなのか、インターネットで調べましたが、写真からでは、背景と重なってしまっていて、よくわからない。

そこで、園芸店に行って、イチゴの苗を、1株だけ買ってきて、庭に植えました。

これで、葉っぱも花も、どの方向からでも、よく見ることができます。



左下のデザインは、刺しゅうのテストのために、葉っぱ1本、イチゴの実2個、花1つを、描きました。右上のデザインは、テストが刺繍し終えたら、刺しゅうするつもりのデザインです。


イチゴの葉っぱの刺繍。

イチゴの葉っぱは、表と裏で、色も質感もまったく違います。

裏側は、白っぽい青緑色。
表側は、濃いはっきりとした緑色。

葉脈もはっきりしています。

そのはっきりしている葉脈を、ダークグリーンで、先に刺繍しておいて、その間を、グリーンの濃淡で埋めていくように、刺しゅうしました。




上の写真と、まったく同一のものなのですが、写真の撮り方によって、まったく別物のようになってしまいました。

この写真の方が、実際の色に、近いです。

葉の真ん中の葉脈は、Back stitch を加えました。

葉っぱと花の茎と、イチゴの実のヘタを、刺しゅうし終わったところです。

右下に、小さな実を一つ、描き加えました。



右下の、小さな青白い実と、真ん中の真っ赤なイチゴ。

青白いイチゴには、緑色ぽいタネが目立ちます。

真ん中のイチゴは、種を除いた実の部分だけ、暗い赤から、明るい赤、そして、オレンジ色、サーモンピンクへと、色のグラデーションをつけて、刺しゅうしました。

左側のイチゴは、影になる位置に、一番暗い色の赤だけ刺しゅうしたところです。






真ん中のイチゴに、種を刺しゅうしました。

とりあえず、種は黄色かな?

と考えて、seed stitchで刺繍すべきか、1回巻きのfrench knot か、迷いましたが、イチゴの種は、ゴマよりも小さいだろうと思って、seed stitch に決めました。









左側のイチゴの、まだ種を刺しゅうしていない状態です。


















左側のイチゴにも、種を刺しゅうしました、イチゴの実の光の反射を、白に近い黄色で、少しずつ様子を見ながら、加えていきました。

どの辺まで、光の反射を加えたらいいものか、1針、1針、刺しては、遠くから眺めてみました。

たくさんやりすぎては、むしろ良くないだろうと、「充分」の手前くらいで、やめました。

残りは、花です。






Needle-painting by Okyo
白い花は、long and short stitchで、少しの濃淡をつけて刺繍しましたが、ほとんど、めしべでその濃淡部分も隠れてしまいました。

白い花びらは、satin stitch の方が、きれいに仕上がったかもしれません。

できあがりました~。

この写真は、かなり、実際の刺繍の色に近いです。

サイズは縦4.5cm、横8cm位です。





次は、大きい方のデザイン(右)を、刺繍します。




0 件のコメント:

コメントを投稿